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■みやかわ温灸院 院長のブログ

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台風19号

東日本に被害をもたらした台風19号。

 写真は、治療院のドア越しにみた道路。冠水してさざ波がたっています。目の前の道路は、右手に行くとガード下になって、冠水しやすくなっていて、今回の台風で冠水しました。治療院には4段の階段がありますが、2段目までやってきました。ここで止まったからよいものの、雨雲が東寄りだったら、アウトだったでしょう。

 被災した方々は、岡山の洪水、千葉の停電など、人ごとだと思っていて、防災については何にも考えていなかったけど、こうして被災してしてみて初めて目が覚めた、といってました。

 日本国中、本気で防災を考えなければならない、そういうステージに入ったみたいですね。いままでのように、行政任せ、人任せでなくて、自分で生き残る、そういう覚悟が必要なのだとつくづく思いました。

 なにせ、1000年に1度を想定して作ったハザードマップ通りの災害が毎年おきているのですから。

 ひしひしと。しのびよるかな。あくまのて。

なんども無心

 ふたたび、鈴木大拙の『無心ということ』を、ぺらぺらめくっているのです。『素問』上古天真論での「無心」が、なんだか、いつでも気がかりなのです。
 
 今は、なんとなく、次のように色分けしています。

 (孔子の無心)
  無邪:こころがよこしまで無いこと。仁を尽くすこと。

 (老子の無心)
  無私:私意(個人的な思惑)が無いこと。

 (禅宗の無心)(荘子の無心に近いらしい)
  無心:無私だけでなく、分別(ものごとを比較)しないこと。

 (お釈迦さまの無心)
  無我:無私、無心だけでなく、存在しないものが存在するかのような思い込みもないこと。

 仏教は、北伝の大乗仏教→中国→日本という系譜と、南伝の上座部仏教→東南アジアという系譜に分かれていること。伝わっている間に、本質が薄れたようです。仏教では、出家が必須条件ですが、日本仏教をみるかぎり、出家しない宗派がある。また、戒律を守らなければならないのですが、日本仏教をみるかぎり、きちんと守っているようにはみえない。中村元先生は「日本の仏教は、シャーマニズムの域をほとんど出ていない」という。

 ということで、日本仏教から、お釈迦さまの無心は、かすんでみえない。唯一、出家して、戒律を守っている禅宗が、お釈迦さまの無心と近いのかもしれません。とはいっても、結婚して子供がいる禅家もいるし、托鉢をしているのは見たことないし、法事に呼ばれればお酒は飲むし。ちょっと怪しいです。

 問題は、『老子』にしろ、『荘子』にしろ、無心を文字上では理解できるのですが、実際の生活、社会生活の中での、生かし方がわからないのです。そこからすると、孔子の無心が一番現実的であり、老子がそれに続くのです。結局、『素問』上古天真論の無心は、老子で読むのが現実的なようです。

 
 

ご近所ばなし

 裏のOさん宅。2年前に入居なさった建て売り住宅ですが、このたび売りに出ていました。回覧板を持ってきてくださる方で、「引っ越します」の声かけもなく、空き家になっていました。ご近所といえば、「玄関の前で立ち話」というのがおきまりのシーンですが、この当たりではほとんどしません。顔を合わせれば、お辞儀する程度です。

 その隣はジムで、バーベルの上げ下げの音が聞こえていました。ご主人は数年前に亡くなりましたが、ネットで検索して知りました。毎日、我が家の前を、愛犬と散歩していて、日に日に細くなっていたので、気になっていました。

 近くに、チェーン店のクリーニング店がたくさんあるのですが、4〜5年前まで、手作業のクリーニング店を利用していました。奥さんが病気とのことで廃業しましたが、ピシッとアイロン掛けしてあるのがすきでした。チェーン店の倍の値段がするのですが。チェーン店のは、油くさいし、押しが弱いからしわがすぐ伸びるし、いやだけど、もはや贅沢はいえない。というようなことから、ワイシャツはノーアイロンにしています。

 30数年も住んでいれば、いろいろ変りますねえ。
 

死のロード

 今年の夏〜秋は、研究発表、講演がつづき、死のロードでした。

 8月18日 北里教員セミナー
 8月25日 久留米
 9月1日  博多
 9月8日  日本内経医学会講座
 9月15日 埼玉鍼灸師会
 9月16日 お灸の学校2
 9月23日 南京
 9月29日 金沢

 よくこなしました。まだ続きますが・・なんとなく、一段落。
 おなじ内容は無いので、頭脳もしんどかったでした。
 来年は、ほどほどにしないと・・
 






助役さん

 いま、助役さんから関西電力へのワイロでおおさわぎですが、助役さんで思い出すのは、弟弟子の森川くんのお父さんです。雲仙普賢岳の噴火のときに島原市の助役さんでした。

 森川くんの誘いで、長崎県鍼灸師会で講演したことがありました(刺絡と養生と2回)。その森川くんは2001年に40数歳の若さで他界しました。はじめて助役さんのお宅に伺ったのは、思い出せないのですが、何かの仕事の後で、足を伸ばしたときで、佐賀の草場さんと一緒でした。そのときは、たまたま位牌ができたということで、ご家族のかたとお線香をあげました。

 翌年は1周忌、その次は3回忌と、参加してきました。2000年に島田先生、2001年に弟弟子、相次いで他界したので、気持ちの整理のために、3回も島原に行ったのです。何がしんどいといって、逝かれるのがしんどい(それからすると、誹謗、中傷、悪い噂、非難、まあどうでもいいかな)。

 そのお父さんの自宅はとても質素でした。それなりの邸宅を予想していたので、その清廉さにおどろきました。おなじ助役さんでも、こんなに違うのだと思ったしだい。

 森川くんの17回忌は終わったでしょう。来年にでも、お線香あげに行こうと、助役さんのニュースで思ったのです。

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